こんにちは。

前回は火山の噴火がもたらす災害についてより詳しく掘り下げていきました。
ここで、1つの疑問が湧いてきます。
火山の噴火は事前に予想することが出来ないのか?
今回は火山の噴火予想に関して取り上げていきます。


実は、火山が噴火するときは前兆があると言われています。
主に下記のような現象が起こります。


・震源の浅い火山性地震が頻繁に起こる
・河口付近が急激に隆起する
・火山の地下の電気抵抗が急減する
・地磁気の変化
・噴気の増加
・地下水の温度上昇


特に火山性地震は噴火に近づくにつれてその回数が増加していくのです。
実際に予想の成功例もあります。
それが平成12年に噴火した北海道の有珠山でした。


噴火の前日には火山性地震が1500回以上起こっており、
ここ数日で急激に増えていたことからも予測が出来たようですね。
実際噴火直前北海道大学有珠火山観測所が144時間以内に噴火すると会見で発表した後、
143時間後に噴火したことからもかなり精度の高い予測が出来ていたようです。


では何故昨年8月の御嶽山は予測できなかったのでしょうか?
大きな理由のひとつに噴火の種類が挙げられます。


実は有珠山と御嶽山の噴火の種類が異なっていました。
以前ご説明しましたが、有珠山はマグマ噴火で、御嶽山は水蒸気爆発でした。


マグマ噴火はマグマそのものが地下で移動することにより火山性地震を伴うのですが、
水蒸気爆発にはマグマの大規模なマグマの移動はありません。
ですので、当然振動も少なくなってしまいます。
前述したような分かりやすい現象が少なかったということですね。


さらに、データ量の違いもあったようです。
有珠山は350年前から噴火の記録が残っており、
短い周期で噴火を繰り返すこと(およそ30年に1回程)などの傾向が分かっていたようです。
そのため普段から近辺に住む住民の意識も高く、
ハザードマップの作成や適正な避難誘導プラン、住民への教育にも力を入れていたそうです。


ですので、犠牲者を出さなかったと言うことですね。
対して御嶽山は噴火のデータが少なく、予想が難しかったそうです。


これだけ見ても予想しやすい噴火としにくい噴火がある事が分かりました。
次回は、被害を防ぐためにどういった対策を取ればいいのかを見ていきましょう。

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