こんにちは。

前回に引き続き今回も死海を取り上げていきます。


何故そんなに塩分が高い湖が出来たのでしょうか?
実はその立地に特徴があります。


死海は地球上で最も低い位置にあります。
湖面の標高はマイナス400メートルです。
海より低い位置にあるのですね。


この死海は川から流れた水が入ってくるのですが、
この水が出て行く川が無いのです。
つまり入ってくる一方なのです。


それでは湖の水は溢れてどんどん規模が大きくなりそうですが、
死海はそうではありません。


死海周辺の地域は年間通してほとんど雨が降らず、
強い日差しによって大量の水が蒸発します。


水は蒸発しますが、
塩はそのまま残りますのでどんどん塩分濃度が高まったということですね。


1/3近く塩分なので家の一般的な容量200リットルのお風呂で再現しようとすると、
60キロ以上の塩が必要になります。
死海風呂を作るのは現実的に難しそうですね。


こうして例を出してみると自然の凄さがわかりますね。


次回はこの死海が直面する湖面低下問題を取り上げていきます。

NKC EPD室の環境製品紹介はこちらから