2015年06月

こんにちは。

前回は、噴火の予測について取り上げました。
今回はどうすれば火山の被害が少なく出来るのかを考えていきます。


実際登山中に噴火や爆発が起こってしまうといった事は十分に考えられます。
山は危険であるという事をまず認識する必要があります。


噴火というのは私達人間の力が及ばないような壮大な自然現象ですので、
当然これを止める事は現代科学の力を持ってしても不可能です。
では、私達はどんな対策を取る事で噴火に備える事が出来るのでしょか?


・火山の近辺、麓にお住まいの方はまず避難プランを立てる
自分の住む地域にどういった危険が想定されるのかをしっかり把握し、備えます。
各火山ごとに「ハザードマップ」を公式サイトや地方自治体で公開しているそうなので、
確認しておきましょう。
さらには食料の備蓄、避難場所を事前に調べておくといった事も重要です。


火山の近辺でなくても、火山灰の被害は十分に想定されます。
火山灰は最大数百キロ飛散する可能性があるので、
火山が近くに無くても火山灰に対する対策は必要になります。
火山灰対策としてゴーグル(メガネ)、マスクなども準備しておくといいでしょう。


・常に最新の情報を入手する
気象庁や地方自治体が警報などを発令する事がありますので、
サイト等をマメにチェックするようにしたほうがいいでしょう。


このような事が考えられます。
また登山をされる場合は登る山が活火山なのかどうか、どれぐらいの危険な山なのか、
現在の活動レベルはどうなのかといった点を調べてから登るのがいいですね。


事前に少しでも備えておけば、その時に幾分か落ち着いて対処できるかと思います。
少しでもこうした行いで噴火による災害・被害がなくなればいいですね。

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こんにちは。

前回は火山の噴火がもたらす災害についてより詳しく掘り下げていきました。
ここで、1つの疑問が湧いてきます。
火山の噴火は事前に予想することが出来ないのか?
今回は火山の噴火予想に関して取り上げていきます。


実は、火山が噴火するときは前兆があると言われています。
主に下記のような現象が起こります。


・震源の浅い火山性地震が頻繁に起こる
・河口付近が急激に隆起する
・火山の地下の電気抵抗が急減する
・地磁気の変化
・噴気の増加
・地下水の温度上昇


特に火山性地震は噴火に近づくにつれてその回数が増加していくのです。
実際に予想の成功例もあります。
それが平成12年に噴火した北海道の有珠山でした。


噴火の前日には火山性地震が1500回以上起こっており、
ここ数日で急激に増えていたことからも予測が出来たようですね。
実際噴火直前北海道大学有珠火山観測所が144時間以内に噴火すると会見で発表した後、
143時間後に噴火したことからもかなり精度の高い予測が出来ていたようです。


では何故昨年8月の御嶽山は予測できなかったのでしょうか?
大きな理由のひとつに噴火の種類が挙げられます。


実は有珠山と御嶽山の噴火の種類が異なっていました。
以前ご説明しましたが、有珠山はマグマ噴火で、御嶽山は水蒸気爆発でした。


マグマ噴火はマグマそのものが地下で移動することにより火山性地震を伴うのですが、
水蒸気爆発にはマグマの大規模なマグマの移動はありません。
ですので、当然振動も少なくなってしまいます。
前述したような分かりやすい現象が少なかったということですね。


さらに、データ量の違いもあったようです。
有珠山は350年前から噴火の記録が残っており、
短い周期で噴火を繰り返すこと(およそ30年に1回程)などの傾向が分かっていたようです。
そのため普段から近辺に住む住民の意識も高く、
ハザードマップの作成や適正な避難誘導プラン、住民への教育にも力を入れていたそうです。


ですので、犠牲者を出さなかったと言うことですね。
対して御嶽山は噴火のデータが少なく、予想が難しかったそうです。


これだけ見ても予想しやすい噴火としにくい噴火がある事が分かりました。
次回は、被害を防ぐためにどういった対策を取ればいいのかを見ていきましょう。

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