2015年03月

今回は「フロンガス」より環境に優しく、代替エネルギーとして期待された「代替フロンガス」について掘り下げていきます。
フロンガスがオゾン層を破壊するという事で、より環境に優しい「代替フロン」が広く普及しました。

しかし、「代替フロン」に含まれるHCFC、HFCという物質は、強力な温室効果ガスであり地球温暖化を促進するとされています。
さらにオゾン層に関してもフロンガス程ではないですが破壊するため、モントリオール議定書(オゾン層破壊物質の規制などのため採択された議定書)においてオゾン層破壊物質に指定されてしまったのです。

日本では、フロン回収破壊法によってフロンは使用後に回収が義務付けられており、これは代替フロンによる温室効果を防ぐ有効な策と言われていましたが、実際には全て適正に処理できているわけではなく、代替フロンが予想より多く大気中に漏洩している事がわかってしまいました。

モントリオール議定書では、「HCFCは先進国では2020年までに開発途上国では2030年までに生産が中止」される事になっているため、少なくとも私達日本では2020年までに新しい冷媒を開発しなければならない状況になってしまったのです。

そこで今日本では「ノンフロン冷蔵庫」などのフロンガス・代替フロンを使用しない「ノンフロン」製品の導入を進めています。
しかし現在この「ノンフロン製品」は費用が非常に高価なため、あまり導入が進んでいないとされています。

「ノンフロン冷蔵庫」、耳にした事はありましたが、特に興味を持った事は今までありませんでした。
一人ひとりが協力して少しでもこういった製品を利用してフロンガスを減らさないといけないですね。

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前回はいわば「オゾン層の歴史」について取り上げました。
今回はオゾン層を形成する物質である「オゾン」について取り上げていきます。

前回ご説明した流れで地球上にオゾン層が生まれました。
この元になっている「オゾン」は私達を含め、地球上の全生物を有害な紫外線から守ってくれているのですが、
実はこのオゾンは私達人間が直接触れれば有害になる事があります。

人体に入ると猛毒で、匂いも強いと言われています。
主に気管支炎、ぜんそく、皮膚炎などを引き起こし、高い濃度のオゾンを吸入すると最悪の場合死に至る可能性もあるそうです。

また、オゾンは光化学スモッグを引き起こすといわれています。
オゾンは大気汚染の主成分「オキシダント」の主成分を占めているのです。

私達を守ってくれているけど、有害でもある…よくわからなくなってきました。

しかし、適度な量を、適切に用いると大きなメリットも得る事が出来き、実際に私達の身近でも実用化・使用されています。

オゾン強い殺菌効果、消臭効果を持ち、
は主に下記のような用途で使用されています。

・消毒液(家庭・病院)
・農薬
・エステや美容院のパーマ
・食品加工会社や給食センター、スーパーマーケットなどの食品をあつかう場所
・ごみ焼却場や下水処理場

また、オゾンは反応した後は酸素に戻るため環境にも優しいのです。
その強い消臭効果は芳香剤などのような他の匂いをかぶせるのではなく、匂いの元から断ち切る事が出来るので、家庭でも利用されています。

私達の身近でもオゾンが活躍しているのですね。
この「オゾン」の濃度が濃くなり、層になって集まったのがオゾン層なのです。
今回は「オゾン」がどんな物なのかを解説しました。

次回は、オゾン層が現状抱える問題を取り上げていきます。

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